2007年06月07日

DVD批評:「ハチミツとクローバー」 蒼井優の「はぐ」に萌える 原作との距離感が見事

原作は、野宮匠や花本先生など、大人キャラの活躍により、恋愛模様がヒートアップしていき、感動的なフィナーレを迎えた羽海野チカのマンガ「ハチクロ」。実写版では、当初の「全員片想い」をキーワードに、美大生5人が“空回りラブ”のワルツを繰り広げていた前半が描かれている。“人気マンガの映画化”という文脈で語るなら、松本大洋のヒット作を窪塚洋介主演で実写化した「ピンポン」のライン上に位置付けられるだろう。原作の世界観を壊さずにストーリーを要約化するそつのなさと、原作ファンの賛否両論を適度に呼ぶキャスティングの絶妙さ。同じ小川真司プロデューサーが手がけた作品に共通するのは、この二つが重要なポイントになっていることだ。

 とにかく話題になったのは、天才少女・はぐちゃんを演じる蒼井優の萌えキャラぶり。原作のはぐちゃんは「コロボックル」と異名を取るほど小柄な設定だが、そこに身長160センチの蒼井優を持ってくるのは、ちょっとした賭けにも思えた。しかし、妖精のような雰囲気と存在感をバッチリつかまえているのは見事だ。完全に忠実ではないが、核はハズさない。この原作との距離感が、小川作品の持ち味と言えるだろう。

 物語は、純情男子・竹本(櫻井翔)の成長物語を軸に、破たんなくまとめられている。はぐちゃんの絵は、よしもとばななの装丁などで人気のMAYA MAXX。どこまでも抜かりのない1本だ。

◇筆者プロフィル

森直人/映画評論家。「クイック・ジャパン」などで執筆中。編著に「日本発 映画ゼロ世代」(フィルムアート社)など。

ハチミツとクローバー アスミック・エース 4935円



妖精のような雰囲気ぴかぴか(新しい)
蒼井優だからこそよかったんだよね
ハートたち(複数ハート)
posted by ユウ at 10:09| 蒼井優 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。